経済の持続的な成長を達成するための前提となっている「物価の安定」を維持するため、一定の物価上昇率を示した上で、中央銀行がその達成を目標に金融政策を行う枠組みのことです。
インフレ目標のメリットとしては、「中央銀行の政策目標が具体的な数字で示されているため、評価をしやすく、政策の透明性が高まる」、「将来の物価安定を予想する人が増え、結果的に投機的な行動が制御されたり、インフレ予想の影響を受けやすい調理金利が安定する」などが挙げられます。
近年は、デフレ化の日本でも採用すべきという意見がよく聞かれるようになりました。これは中央銀行によるデフレ阻止の姿勢が目標数値と共に明示されれば、デフレ懸念を緩和し、買い控えや過度の値下げ競争が是正される、という考えに基づくものです。
しかし、金利がこれ以上下げられないところまでに低下するなど、中央銀行に部下を上昇させる政策手段がほとんどない状況では、インフレ目標を採用しても効果が期待できず、金融政策の信頼を逆に損ないかねないという反論もあります。